投資家はビットコインの下落に備えている=Anchorage

Anchorage Digital(アンカレッジ・デジタル)の最新の分析で、ビットコイン(BTC)のオプション市場では下落リスクへのヘッジが強く意識されていることが分かった。

暗号資産(仮想通貨)ネイティブの投資家とETF(上場投資信託)投資家の双方で、下落ヘッジ需要が高まっているという。

レポートは、Deribit(デリビット)、BlackRock(ブラックロック)のiShares Bitcoin Trust(IBIT)、Strategy(ストラテジー)株のオプション取引を分析した。

DeribitとIBITはいずれもプット・スキューが上昇し、トレーダーは一段の上昇を狙うよりも下落保護のためにプレミアムを支払っている。防御的な持ち高はIBITで過去82パーセンタイル、Deribitで過去5年の84パーセンタイルに達した。

一方、世界最大のビットコイン財務企業であるStrategyについては、深刻な下落シナリオまでは織り込まれていない。レポートは、優先株(STRC)は軟調だが、プット・スキューは強制的な負債圧縮や危機を示す水準には届いていないとした。

また2026年は、目先1週間のボラティリティが1カ月を上回る異例の「逆転」が年初からの取引日の49%で続き、市場が近視眼的な不安に陥っていると指摘している。

調査責任者のDavid Lawant(デビッド・ラワント)氏は、1カ月物が再び1週間物を上回れば、市場が目先のリスクを越えて、先々まで落ち着いて見通せるようになるとの見方を示した。

|文・編集:井上 俊彦
|画像:Shutterstock

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