国際送金大手MoneyGram(マネーグラム)は、ソラナブロックチェーンのバリデーターになったと発表した。
ステーブルコインを軸にした決済インフラの構築を進める中で、暗号資産(仮想通貨)ネットワークへの関与をさらに深める動きとなる。
マネーグラムはバリデーターとして、ソラナのプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ネットワークに参加する。
同社のLuke Tuttle(ルーク・タトル)最高製品・技術責任者は、バリデーター運用により、マネーグラムはソラナのコンセンサスに参加し、ソラナをステークして取引ブロックを処理し、プロトコルレベルでネットワークの安全性を支えると説明した。
同社はまた、ソラナ上でコンプライアンスに対応した金融商品を設計、構築、拡張するためのAI対応・API駆動型プラットフォーム「Solana Developer Platform」にも参加した。Mastercard(マスターカード)などの機関と並び、初期採用者として機関向けブロックチェーンインフラの形成に関わる。
今回の動きは、マネーグラムが5年以上にわたり、暗号資産関連技術を自社のグローバル決済基盤に組み込んできた流れの延長にある。プレスリリースでは、ブロックチェーンインフラとステーブルコインの活用が、財務管理、商品開発、決済運用に組み込まれており、法定通貨とステーブルコインがシステム上で中立的に扱われる基盤を目指していると説明している。
マネーグラムのAnthony Soohoo(アンソニー・スーフー)会長兼CEOは、同社がここ数年、ブロックチェーンを決済インフラに統合してきたと述べた。そのうえで、ソラナへの関与はその次の段階だと説明した。
同氏は、グローバルな資金移動の未来は、誰でもどこからでもアクセスできる、オープンで相互運用可能なステーブルコイン基盤の上に築かれるとの見方を示した。また、その実現にはコンプライアンス、規制上の明確性、運用規模が必要であり、マネーグラムはその3つを備えていると強調した。
マネーグラムは、法定通貨とステーブルコインの双方に対応する国際決済ネットワークとして、世界で6000万人超のアクティブ顧客にサービスを提供している。同社は今後も、自社の運用能力とグローバルなネットワークを生かし、ブロックチェーン決済の実用化に向けた統合を広げる方針だ。
|文・編集:Shoko Galaviz
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