自動車用樹脂部品メーカーのイクヨは8月3日、カナダで保有するビットコイン(BTC)のマイニングマシン1400台すべての稼働を一時停止したと発表した。
停止期間は約6カ月を予定しており、BTC価格などの市場環境を踏まえて再開を判断するという。
同社によると、足元のBTC価格の下落を主な要因として、マイニング難易度の変化や電力コストなどを踏まえ、設備の運用効率と収益性を見直したという。

CoinMarketCapによると、ビットコイン価格は、イクヨがマイニング事業を開始した2025年9月にはおおむね1600万〜1700万円台で推移していたが、2026年8月3日時点では約1000万円まで下落した。
9月の水準と比べると、4割ほど安い水準となっている。
同社は、設備の運用効率と収益性を見直し、稼働停止によって電力費や設備管理費などのランニングコストを一時的に抑制する方針を示した。
ただし、具体的な損益額や採算ラインは明らかにしていない。
イクヨは2025年9月にマイニング事業を開始し、約10カ月間をPoC(概念実証)期間として運用してきた。
今回の措置はマイニング事業からの撤退ではなく、今後のBTC価格を踏まえて再稼働を判断する方針としている。
|文:平木 昌宏
|画像:イクヨ公式サイトより(キャプチャ)


