ブテリン氏、イーサリアム財団がどこに向かっているのかについて語る

イーサリアム(Ethereum)共同創設者のVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏は25日、Xへの長文投稿でEthereum Foundation(イーサリアム財団、EF)の今後のあり方について自身の見解を表明した。EFのエコシステムにおける役割をめぐり、トークン価格やマーケティング支援でより積極的な役割を果たすべきだとする批判が高まる中、ブテリン氏はこれに反論している。

ブテリン氏は投稿で「EFは『イーサリアムの中心』ではなく、他のノードと並ぶ、明確な目的を持った一つのノードだ」と強調した。EFを中央組織として扱う見方を退け、「確実に一つのノードとなるよう行動を起こす」と明言した。

その根拠として、ブテリン氏はEFのリソースの限界を挙げた。「EFはETH全体の約0.16%しか保有していない」と指摘し、ネイティブトークンの10〜50%を保有することが一般的な他のブロックチェーン財団と比較してリソースが乏しいとの認識を示した。

今後の方針として、EFは検閲耐性、捕獲耐性、オープンソース、プライバシー、セキュリティ(CROPS)といったコア領域への集中を強めるという。具体的な優先事項として、AI(人工知能)を活用した形式検証による「バグのないイーサリアム」の実現、非同期環境下でも安全に機能する「Lean Consensus」、トランザクションやウォレットにおける仲介者の最小化の3点を提示した。

組織の長期存続を重視する観点から、EFが保有するETHの売却を今後抑制する方針も示している。

|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock

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