暗号資産マイニング機器メーカー大手のカナン(Canaan)は、2026年第1四半期(1〜3月期)の決算を19日に発表し、8870万ドル(約140億円、1ドル=158円換算)の純損失を計上した。
総売上高は6270万ドル(約99億円)となり、前四半期比で68.1%減、前年同期比で24.3%減となっている。純損失には、5430万ドル(約86億円)の営業損失に加え、保有する暗号資産の価値変動による2490万ドル(約39億円)の損失や金融デリバティブ関連の損失が含まれる。
同社の決算説明資料によると、減収の主な要因は、ビットコイン価格の低迷に伴い販売したハッシュレートおよび平均販売価格が低下したためと説明されている。
一方で、自社でのマイニング事業は継続しており、当四半期中に257BTCを新たに採掘した。2026年3月末時点での暗号資産保有量は1808BTCとなった。
インフラ拡張の面では、北米などを中心に新たなプロジェクトを積極的に進めている。米国では、テキサス州の大規模なマイニングプロジェクトに49%を出資し、自社のマイニング能力を強化したという。
さらに南米でも、テザー(Tether)と提携して新たなマイニングシステムを導入する予定であり、グローバルな事業拡大を加速させている。
|文:栃山直樹
|画像:同社IR資料から



