元OpenAI研究者、AIインフラ銘柄に大規模投資──暗号資産マイナーにも強気姿勢

元OpenAI(オープンAI)研究者のLeopold Aschenbrenner(レオポルド・アッシェンブレナー)氏が、AIインフラ関連企業やビットコイン(BTC)マイニング企業への投資を大きく拡大していることが、同氏が関係する投資会社Situational Awareness LP(シチュエーショナル・アウェアネス)が米証券取引委員会(SEC)に提出した最新の提出書類「Form 13F」で明らかになった。同氏は、高度なAIモデルが中国などの外国アクターに盗まれる可能性を警告した人物として知られている。

提出書類によると、シチュエーショナル・アウェアネスの開示済み株式エクスポージャーは、2025年末時点の55億ドル(約8500億円、1ドル=155円換算)から、3月31日時点で136億7000万ドルへ拡大した。投資先の中でも目立つのは、AI産業に必要な電力、データセンター容量、コンピュート基盤を提供する企業だ。

3月31日時点の開示では、同ファンドは、IREN(アイレン)、Core Scientific(コア・サイエンティフィック)、Riot Platforms(ライオット・プラットフォームズ)、CleanSpark(クリーンスパーク)、Bitfarms(ビットファームズ)、Bitdeer(ビットディア)、Hive Digital(ハイブ・デジタル)など、ビットコインマイニング企業および関連インフラ企業のポジションを持っていた。

これらの企業は近年、単なる暗号資産(仮想通貨)マイニング企業ではなく、AI向けの電力供給や高性能コンピューティング(HPC)インフラの提供者への転換を進めている。

AIデータセンター需要が拡大する中、既存の電力契約や大規模施設を持つマイニング企業には投資家の関心が集まっている。アッシェンブレナー氏のポートフォリオも、AIの成長を支える物理インフラへの長期的な強気姿勢を示している。

一方で、アッシェンブレナー氏は半導体関連株に対して大規模な弱気ポジションも構築している。提出書類では、主要半導体企業や半導体関連ETF(上場投資信託)に対するプットオプションが総額74億6000万ドルに達した。

最大の弱気ポジションは、VanEck Semiconductor ETFに対する20億4000万ドルのプットで、Nvidia(エヌビディア)に対する15億7000万ドルのプットも含まれる。さらに、Oracle(オラクル)やBroadcom(ブロードコム)に関連する10億ドル超のプットも報告された。

今回の提出書類は、アッシェンブレナー氏がAIの長期的拡大には強気でありながら、半導体銘柄の価格には慎重な見方を持っていることを示している。AIブームの恩恵を、チップメーカーそのものではなく、電力、データセンター、HPC基盤を担う企業で取りに行く戦略といえる。

|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock

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