CME Group、BTCボラティリティ先物を6月1日にローンチへ──価格ではなく変動率を取引対象に

世界的なデリバティブ市場運営会社CME Group(CMEグループ)は、デジタル資産関連商品の拡充として、ビットコイン(BTC)ボラティリティ先物を6月1日にローンチする計画を発表した

ローンチは規制当局による審査を前提としている。同社によれば、この商品は規制下で提供されるこの種の先物契約としては世界初であり、投資家がビットコイン価格の方向性とは切り離して、ボラティリティリスクをより精密に管理できるようにするものだ。

ビットコイン市場では、価格そのものの上昇・下落だけでなく、価格変動の大きさも重要なリスク要因となる。今回の新商品により、トレーダーはビットコインの将来的な変動率に投資したり、ポートフォリオのボラティリティリスクをヘッジしたりできるようになる。

CMEグループの暗号資産(仮想通貨)商品グローバル責任者であるGiovanni Vicioso(ジョヴァンニ・ヴィシオソ)氏は、暗号資産市場の参加者からの、市場が動く局面でデジタル資産へのエクスポージャーを得られる規制対象商品への需要が高まっていると述べた。

この先物契約は、CME CF Bitcoin Volatility Index(BVX)に基づいて決済される。BVXは、30日先を見通すインプライド・ボラティリティの指標であり、ビットコイン価格そのものを追跡するものではない。リアルタイムのCMEビットコイン・オプションの注文板から算出され、市場参加者が将来の価格変動をどの程度見込んでいるかを示す設計となっている。

BVXは、米中部時間の午前7時から午後4時まで毎秒公表される。CMEグループは、この指数を透明性があり、市場の変化に反応しやすい原資産として位置づけており、精密なボラティリティ取引の基盤になるとしている。

|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock

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