Galaxy Digital(ギャラクシー・デジタル)は、2026年第1四半期に2億1600万ドル(約330億円、1ドル=155円換算)の純損失を計上した。暗号資産(仮想通貨)価格の下落が同社のバランスシートに重くのしかかり、財務と投資に未実現損失が発生したことが主な要因とされる。
ただし、Mike Novogratz(マイク・ノボグラッツ)CEOは決算説明会で、今回の損失に大きく動揺している様子は見せなかった。同氏は、デジタル資産業界が現在「移行期」にあると説明した。投機的な資産クラス、いわゆる「暗号資産カジノ」と呼ばれる段階から、世界中の産業に組み込まれる技術へと変わりつつあるという見方だ。
2026年第1四半期には暗号資産市場全体の時価総額が約21%下落した。この市場全体の下落が、ギャラクシーの自己勘定保有資産や投資ポートフォリオに含み損をもたらした。一方で、同社の取引高は横ばいだったという。ノボグラッツ氏はこれについて、同社の事業が価格そのものから切り離され始めている初めての兆候だと述べた。
ギャラクシーの株式は4月28日、約25.30ドルで取引され、同日では約1%の小幅上昇となった。
同社が今後の成長ドライバーとして強調しているのが、データセンター事業だ。ノボグラッツ氏は、暗号資産市場の価格変動を相殺するうえで、データセンター事業の拡大が重要になると述べ、データセンターとデジタル資産プラットフォームの両方に強気の姿勢を示した。
ギャラクシーは、暗号資産価格の変動から比較的切り離されたデータセンター部門の収益が、第2四半期から拡大し始めると見込んでいる。これは、同社の収益構造を暗号資産相場だけに依存しない形へ変えるうえで重要な要素となる。
一方、デジタル資産部門も弱気相場の中で一定の底堅さを示した。同部門の調整後粗利益は4900万ドルで、前四半期の5100万ドルをわずかに下回る水準にとどまった。ノボグラッツ氏は、このような数字が4四半期続けば大きく笑顔になるだろうと述べ、厳しい市場環境下でも事業の耐久性を評価している。
ギャラクシーはまた、カストディ、取引、トークン化を含むブロックチェーンインフラに対する機関投資家の需要が高まっているとも指摘した。
|文・編集:Shoko Galaviz
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