CoinShares(コインシェアーズ)が4月27日に公開した週次レポートによると、世界の暗号資産ETP(上場取引型金融商品)には先週、12億ドル(約1920億円、1ドル=160円換算)の資金が流入し、4週連続の増加を記録した。運用資産総額(AUM)は1550億ドル(約24兆8000億円)に達し、2月1日以来の高水準となった。ただし、2025年10月のピークである2630億ドル(約42兆800億円)にはまだ遠く及ばない。
CoinSharesのリサーチ責任者であるJames Butterfill(ジェームズ・バターフィル)氏は「これは、ビットコインの取引高が2月初旬以来の最高水準に達している状況を背景に、機関投資家の需要が改善していることを反映している可能性が高い」と記した。
資産別では、ビットコイン(BTC)が9億3300万ドル(約1492億8000万円)でトップとなり、イーサリアム(ETH)は1億9200万ドル(約307億円)の流入で、3週連続で1億9000万ドル(約304億円)を超えた。エックス・アール・ピー(XRP)は前週の流出から再び流入に転じ、流入を記録した資産数は前週の6から8に増加した。
注目すべきはブロックチェーン関連株式ETFの動向だ。過去3週間で6億1700万ドル(約987億2000万円)の資金が流入し、週間流入額は過去最高を記録した。暗号資産そのものだけでなく、関連する上場株式への投資意欲の拡大を示している。
地域別では、アメリカが引き続き流入の大半を占め、アメリカの需要が暗号資産ETP全体のトレンドを形成し続けていることが確認された。
|文・編集:井上俊彦
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