注目を集める予測市場に対し、投資資金の流入が加速している。暗号資産(仮想通貨)取引所Binance(バイナンス)共同創業者Changpeng Zhao(チャンポン・ジャオ)氏が支援するベンチャー投資会社YZi Labs(YZiラボ)は、オンチェーン型予測市場プラットフォーム「Predict.fun」に対して追加投資を実施したと発表した。
Predict.funはこれまでYZiラボのインキュベーションプログラムにも参加しており、バイナンスのエコシステムであるBNB Chain(BNBチェーン)上に構築されたプロジェクトだ。
今回の投資に先立ち、バイナンスはアプリ内での予測市場機能のテストを開始している。この機能はPredict.funとの連携により実現されており、取引所と予測市場の統合が進みつつある。
これにより、従来は独立したサービスとして提供されていた予測市場が、より多くのユーザーにアクセス可能になる可能性がある。
予測市場は、選挙結果やスポーツの勝敗、文化イベントなど、現実世界の出来事の結果に対して取引を行う仕組みだ。ユーザーは事実上「賭ける」形でポジションを取り、その結果に応じて利益や損失が発生する。
近年ではPolymarket(ポリマーケット)やKalshi(カルシ)といった主要プラットフォームが急成長しており、既存のメディア企業との提携などを通じて、数十億ドル規模の評価額を目指す動きも見られる。
スポーツと政治が主要カテゴリ
予測市場において特に人気が高いのは、スポーツと政治の分野だ。中でもスポーツはリアルタイム性と参加性の高さから、多くのユーザーを引きつけている。
一部のプロスポーツリーグはこうしたプラットフォームとの連携を進めているが、すべてが肯定的というわけではない。例えば米NFLは最近、複数の予測市場に対して一部契約の取り下げを求める動きを見せており、規制やルール整備の課題も浮き彫りになっている。
ジャオ氏は、予測市場が暗号資産資本の新たな受け皿になるとの見方を示しており、特に今夏開催予定のFIFAワールドカップが大きな転換点になる可能性を指摘している。
YZiラボは今回の追加投資について、「予測市場分野への強い確信と、Predict.funの急成長を反映したもの」と説明している。
|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock
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