「賭博該当性を含め適法性を確認」──gumi、予測市場サービスを5月にも提供開始

モバイルゲーム開発のgumiは3日、将来の出来事を集合知によって予測するデータサービスの開発を決定したと発表した。

同サービスは、ユーザーが無償で予測に参加し、的中した場合に特典ポイントなどの報酬が付与される仕組みを持つ。

事業化にあたっては、弁護士のレビューを通じて賭博該当性を含む適法性を確認済みだという。2026年5月から6月頃に「ヨソクヒロバ」の名称で提供を開始するとしている。

今回の事業化決定に先立ち、同社は昨年10月、連結子会社のgC Labs主導によりブロックチェーン技術を活用した予測市場サービスの検討開始を公表し、当時のリリースでは海外の先行事例として分散型予測市場「ポリマーケット(Polymarket)」に言及していた。

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同プラットフォームは、ユーザーが暗号資産(仮想通貨)を用いて選挙や経済などの結果を予測する仕組みで、2024年の米大統領選挙において的確に動向を反映したことで世界的な注目を集めた。

一方で、こうした予測市場は課題も抱えており、直近では米国のイラン攻撃を事前に予測したインサイダー取引が疑われる口座が120万ドル(約1億8600万円、1ドル=155円換算)超の利益を上げるなど、不正利用も問題視されている。

関連記事:Polymarketでインサイダー疑惑、米国のイラン攻撃前に120万ドル超の利益

今回開発が決定したヨソクヒロバは、政治、経済、エンターテインメントなど、社会的関心の高いニュースを予測テーマに設定し、ユーザーがその結果を予測する。

ユーザーの予測行動を通じて収集された客観的な集合知データは、メディアや研究機関などへの提供が想定されている。

本サービスの初期パートナーにはGunosyを迎え、情報キュレーションアプリ「グノシー」内でサービスを提供する。

なお、ポリマーケットはPolygon(ポリゴン)チェーンを活用しているが、ヨソクヒロバは初期段階では非ブロックチェーンのシステムで運用を開始するものとみられる。

|文:栃山直樹
|画像:同社ウェブサイトから(キャプチャ)

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