Jack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏率いる米決済大手Block(風呂億)は4月27日、2026年3月時点で、顧客資産を含めたビットコイン(BTC)の合計保有量が2万8355BTC(約22億ドル、約3520億円:1ドル=160円換算)に上ることが明らかにした。内訳は、CashAppやSquareなど同社のプロダクトを通じて顧客のために保有している分が1万9357.16BTC、同社のコーポレート・トレジャリーが8997.89BTCとなっている
今回の発表に合わせてBlockは「プルーフ・オブ・リザーブ(準備金証明)」の仕組みを導入した。オンチェーン署名を用いることで、誰でも同社の保有量を独立して検証できる。「人々は自分のビットコインがそこにあることを信頼する必要はない。検証できるべきだ」と同社はXで強調した。
プルーフ・オブ・リザーブは2022年の暗号資産(仮想通貨)取引所のFTXの破綻を機に、Binance(バイナンス)やKraken(クラーケン)、OKXなどの大手取引所の間で広がってきた手法だ。一方、世界最大の企業BTC保有者であるStrategy(ストラテジー)のMichael Saylor(マイケル・セイラー)会長は2025年5月、「発行体や保管者、投資家のセキュリティをむしろ希薄化する」として否定的な立場を示しており、業界内でもアプローチが分かれている。
ビットコイン決済の主流化を長年訴えてきたドーシー氏にとって、今回の開示は同社の透明性へのコミットメントを象徴する動きと言える。Blockはこのほか、新型Bitkeyハードウェアウォレットの発表や、Cash Appでの受取金の自動BTC変換機能、Square加盟店での5%ビットコインキャッシュバックなども同時に打ち出している。
|文・編集:井上俊彦
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