英大手資産運用会社Legal & General Asset Management(リーガル・アンド・ジェネラル・アセット・マネジメント:L&G)は、自社の流動性ファンドをCalastone(カラストーン)が提供するトークン化流通ネットワーク「Calastone Tokenised Distribution(CTD)」上で提供開始したと発表した。これは同社のデジタル流通戦略における重要な節目と位置付けられている。
CTDネットワークは、伝統的投資信託商品とデジタル流通チャネルを接続することを目的に構築されたもので、ブロックチェーン技術を活用したトークン化により、投資家はL&Gの流動性ファンドに新たな形でアクセスできるようになる。カラストーンは、トークンの生成から注文処理、取引の集約、照合、オンチェーン決済までを担う基盤を提供し、既存のファンド管理プロセスとも統合される設計となっている。
今回の取り組みにより、L&Gは従来の運用体制を維持しながら、より広範な投資家層へのリーチ拡大を図る。既存の投資家にとっては従来通りの方法でファンドにアクセスできる一方、新たなデジタル投資家層に対してはトークン化された形での提供が可能となる。
L&Gの流動性ファンドは、米ドル、ユーロ、ポンド建てで提供されており、元本保全、即日決済、競争力のある利回りを特徴としている。同社は数十年にわたり流動性ファンドを提供しており、現在では500億ポンド(約10兆8000億円以上、1ポンド=216円換算)の資産を運用している。今回のトークン化により、これらのファンドがデジタル形式でも利用可能となる。
対応ブロックチェーンとしては、まずイーサリアムおよびEVM互換チェーンが採用され、今後さらに対応ネットワークが拡大される予定だ。これにより、より多様なインフラ上での流通が可能となる見込みである。
L&Gの流動性投資スペシャリストであるRoss McDonald(ロス・マクドナルド)氏は、「今回のローンチは、投資家が当社の戦略にアクセスする方法を拡張する重要なステップだ」と述べ、トークン化による効率性とリーチ拡大の意義を強調した。
一方、カラストーンのデジタルソリューション責任者であるSimon Keefe(サイモン・キーフ)氏は、「トークン化は既存のファンド構造に適用可能であり、流通効率の向上とアクセス拡大を実現する」とコメントしている。
|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock
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