米ビットコイン(BTC)マイニング大手のMARA Holdings(MARAホールディングス)が5月11日に発表した2026年第1四半期決算によると、売上高は前年同期比18%減の1億7460万ドル(約270億6300万円、1ドル=155円換算)にとどまり、市場予想の1億9270万ドル(約298億6850万円)を下回った。BTC価格の下落が減収の主因となった。
純損失は13億ドル(約2015億円)と前年同期の5億3340万ドル(約826億7700万円)から大きく拡大した。1株当たり損失は3.31ドルとなった。損失の大半は、保有BTCの公正価値変動による約10億ドル(約1550億円)の評価損が要因で、第1四半期中にBTC価格は22%下落した。同社は2025年12月末時点で5万3822BTCを保有していたが、3月末時点では3万5303BTCまで減少している。
MARAはこの四半期、約15億ドル(約2325億円)相当のBTCを売却し、転換社債の約30%(額面10億ドル超)を割引価格で買い戻すなどして、債務返済と流動性確保に充てた。
同社は今後、大規模なASICマイナーの新規購入は予定していないと明言したが、その一方で、当面はビットコインマイニングが依然として「事業運営の基盤(operational foundation)」と位置付けている。そのうえで、StarwoodとのジョイントベンチャーやLong Ridge買収を通じてAI(人工知能)・HPC(高性能コンピューティング)データセンター事業への転換を推し進める方針を改めて示した。
|文・編集:井上俊彦
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