三井物産デジタル・アセットマネジメント(MDM)が提供するオルタナティブ投資サービス「ALTERNA(オルタナ)」は21日、デジタル証券(セキュリティ・トークン)の累計発行額が500億円を突破したと発表した。
他証券会社経由分も含めた累計発行額は750億円超となる。
オルタナは、大都市の大型不動産や物流施設をはじめ、インフラなど安定的な賃料収入等が期待できる実物資産に、スマートフォンで手軽に投資できる個人向け資産運用サービスだ。
現在、「ホテルリソル京都 河原町三条」「SOKI ATAMI」「イオンタウン鈴鹿」などを投資対象とした案件を運用している。
リリースによると、同社は2023年5月のサービス提供開始以来、オルタナを通じて17本、他証券会社経由で5本の計22本のデジタル証券を発行・運用しており、この22本は国内最多という。累計利益分配金は30億円を突破した。
同社は、NISAの拡充などを受けてインデックスファンドを中心とした資産形成が広がる一方、株式市場が大きく変動する局面では、投資先の分散を見直すニーズも高まっていると説明している。
こうした動きを背景に、国内のデジタル証券市場は、不動産を裏付けとする商品を中心に拡大が続いている。

デジタルアセットプラットフォームProgmatが2026年2月に公表したセキュリティ・トークン市場予測によると、2026年末にはST案件残高が1兆531億円超、ST発行累計額が5,225億円超、案件累計数が110件に達する見通しだ。
|文:平木昌宏
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