Startale Group(スターテイル・グループ)は20日、アブダビのグローバルテック・エコシステム「Hub71(ハブ71)」の「Digital Assets cohor」に採択されたと発表した。同社は、Hub71に位置する国際金融センターADGM(アブダビ・グローバル・マーケット)を拠点に、中東での事業展開を強化する構えだ。
Hub71は、アブダビ政府が2019年に設立した国家的な戦略拠点。石油資源に依存しない経済の多角化政策「Ghadan 21(ガダン21)」の一環として、政府系投資会社ムバダラ(Mubadala Investment Company)の支援を受けている。
アブダビの経済特区にあるADGMの中に設置されており、スタートアップや投資家、政府関連機関などをつなぐ場として機能している。近年はデジタルアセット領域でも国際的な存在感を高めている。
NADA NEWSは昨年、Hub71の成長・戦略部門責任者(Head of Growth & Strategy)を務めるピーター・アブ・ハシェム(Peter Abou Hachem)氏に独占取材し、外国企業が100%所有権を保持できるほか、法人税免除などの優遇措置が整備されていることを背景に、Web3やAIなどの分野から370社以上のスタートアップが入居していることを聞いた。
ピーター氏はこのほか、Web3企業の誘致を加速するため、デジタルアセット領域に特化したエコシステム「Hub71+ Digital Assets」を立ち上げた経緯などを語っている。
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同氏はインタビューの中で、「RWA(現実資産)がオンチェーン化することを手助けする」と述べていた。こうした環境は、オンチェーン金融とエンターテインメントの社会実装を進めるスターテイルにとって、事業展開の追い風となりそうだ。
発表によると、同社は世界2400社を超える応募企業から27 社の採択企業の一つに選ばれた。今回の採択を通じて、アブダビにおける規制当局、投資家、事業パートナーとの連携を深めながら、中東における事業基盤の構築を進めるとしている。

CEOの渡辺創太氏はHub71とADGMについて、「スターテイルのエコシステムを、各市場の制度や規制を踏まえながら拡大していくうえで、非常に重要な環境」としたうえで、アブダビがデジタルアセット分野における重要な拠点 として存在感を高めていると指摘。
「今回の採択は、東西の市場を見据えながら、規制当局や機関投資家との 連携を一層深めていくうえで、今後の事業展開に大きな意味を持つと考えています」とコメントしている。
|文:橋本祐樹
|トップ画像:リリースより
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