暗号資産(仮想通貨)投資およびブロックチェーンインフラを展開するBitmine Immersion Technologies(ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ)は3月30日、同社の暗号資産および現金を含む総保有資産が107億ドル(約1兆6600億円、1ドル=155円換算)に達したと発表した。特にイーサリアム(ETH)の保有数は473万2082トークンに到達し、同社の戦略の中核を占めている。
発表によると、ビットマインのイーサリアム保有量は全供給約1億2070万ETHのうち3.92%に相当する。これは同社が掲げる「Alchemy of 5%(5%の錬金術:供給量の5%取得)」という戦略目標に対し、わずか8か月で78%以上を達成した計算となる。
同社は直近数週間にわたりイーサリアムの購入ペースを加速させており、過去1週間では7万1179ETHを取得。これは2026年に入ってからは最多の週間取得数であり、従来の週平均4万5000~5万ETHを大きく上回る水準となっている。ビットマインは現在の市場環境を「ミニ・クリプトウィンター(暗号資産の冬)の最終段階」と位置付け、積極的な買い増しを継続している。
ステーキング戦略で収益化を強化
ビットマインの特徴的な戦略の一つが、保有イーサリアムのステーキングによる収益化だ。2026年3月29日時点で、同社は314万2643ETHをステーキングしており、これは約63億ドル相当にのぼる。
現在の年間ステーキング収益は約1億7700万ドルとされ、将来的に全イーサリアムをステーキングした場合、年間約2億6600万ドルの収益が見込まれている。7日間ベースの年率利回りは2.80%と、業界平均(CESR:2.79%)と同水準を維持している。
ビットマインの会長であるThomas Lee(トーマス・リー)氏は、現在の地政学的リスク環境において暗号資産が新たな価値保存手段として機能していると指摘する。
同氏によると、イラン戦争の影響下でイーサリアムは株式市場を1160ベーシスポイント上回るパフォーマンスを示した一方、金は750ベーシスポイント以上下回ったという。また、暗号資産と原油価格の逆相関も強まっており、エネルギー価格の動向が今後の市場に大きな影響を与えると分析している。
|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock
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