Bitmine Immersion Technologies(ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ)は、暗号資産(仮想通貨)および現金、戦略投資を含む総保有額が128億ドル(約1兆9700億円、1ドル=154円換算)に達したと発表した。
ビットマインは直近1週間で4万枚以上のイーサリアム(ETH)を追加取得し、総保有数は424万3338ETHに拡大。これは流通供給量の3.52%に相当する。供給量の5%取得という、同社が掲げる「Alchemy of 5%(5%の錬金術)」と名付けられた目標に対し、わずか6カ月で約7割に到達したことになる。
発表によると、2026年1月25日午後8時(米東部時間)時点で、ビットマインの暗号資産保有はイーサリアム約424万枚に加え、ビットコイン(BTC)193枚を含む。
これに加え、現金が6億8200万ドル、さらに「ムーンショット」と位置付ける高リスク高リターンの戦略投資として、Beast Industries(ビースト・インダストリーズ)への2億ドルの投資、Eightco Holdingsへの1900万ドルの投資が含まれる。
イーサリアムの活用において、ビットマインが特に力を入れているのがステーキングだ。現在、同社がステーキングしているイーサリアムは200万9267ETHに達し、評価額は約57億ドルに相当する。
直近1週間だけでも、17万ETH以上を新たにステーキングしたという。
CESR(コンポジット・イーサ・ステーキング・レート)は2.81%とされており、この水準を基にすると、ビットマインのイーサリアムがすべてステーキングされた場合、年間約3億7400万ドル、1日あたり100万ドル超のステーキング収益が見込まれる。
ビットマインは現在、3つのステーキング事業者と協業しながら、独自のステーキングインフラであるMAVAN(Made in America Validator Network)の立ち上げを進めている。MAVANは2026年第1四半期の稼働開始を予定しており、「最高水準の安全性を備えたステーキング基盤」と位置付けられている。
ビットマインのトーマス・リー会長は、直近のダボス会議での議論を踏まえ、デジタル資産と伝統的金融の融合が加速しているとの認識を示した。AIが主要テーマである一方、暗号資産やブロックチェーンについても多くの議論が交わされ、ウォール街がこれらを本格的に受け入れつつあるとの見方を示している。
リー氏は、トークン化やブロックチェーンが金融インフラの中核になるとの発言が、各国首脳や金融機関トップから相次いだ点を強調した。
|文・編集:Shoko Galaviz
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