決済大手のStripe(ストライプ)は、4月に開催した年次カンファレンス「Stripe Sessions 2026」で、AIビジネス向けの新決済機能として、レイヤー1(L1)ブロックチェーン「Tempo」を活用するストリーミング決済を発表した。
ストライプジャパンが13日、国内向けに発表内容を紹介した。
同機能は、AIモデルの利用量単位であるトークンの消費に応じて、リアルタイムに課金・回収するための仕組み。
Stripe傘下のMetronomeによる利用状況のトラッキングと、決済特化型ブロックチェーン「Tempo」上のステーブルコインによるマイクロペイメントを組み合わせる。
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AIプロダクトでは、ユーザーやAIエージェントが短時間に大量のトークンを消費する。
従来の決済システムでは、数ミリ秒単位で発生する極少額の支払いを処理することが難しく、AIサービスを提供する企業側が、利用料を回収する前に推論コストなどのインフラ費用を負担する構造になりやすかった。
今回発表されたストリーミング決済では、AIトークンが使用されたタイミングで、企業がトークンごとの支払いを受け取れるようにする。
なお、ストリーミング決済の日本での提供時期や提供条件については明らかにされていない。
Tempoは、Stripeと米ベンチャーキャピタルのParadigmが立ち上げたL1ブロックチェーン。
決済処理に特化しており、AIエージェントによる少額・高頻度の決済や、ステーブルコインを使ったグローバル決済などを想定している。
今回の発表では、ストリーミング決済のほか、Linkを活用したAIエージェント向けウォレット、ステーブルコイン決済の対応拡大、ステーブルコインを活用したグローバル送金、デジタル資産アカウントなど、AIとステーブルコインを決済・資金移動・金融サービスに組み込む機能群も打ち出している。
|文:平木 昌宏
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