ディーカレットDCP、別所哲也氏率いるビジュアルボイスとDAO構築へ──実証実験を開始

トークン化預金「DCJPY」のプラットフォームを提供するディーカレットDCPとデジタル資産運用サービス「LIFE LOG BOX」を運営するビジュアルボイスは22日、ブロックチェーン技術とデジタル通貨を活用した「価値循環型コミュニティ(DAO)」の構築に向けた実証実験を開始すると発表した。

ビジュアルボイスは俳優の別所哲也氏が代表取締役を務め、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(以下、SSFF & ASIA)を開催している。

今回の実証実験では、2026年5月に開催されるSSFF & ASIA 2026で「DCPアワード」を新設し、過去にSSFF & ASIA(アメリカン・ショートショート含む)への応募歴がある日本作品を対象に、応募するクリエイター同士が互いの作品を鑑賞・投票し、受賞者を決定する。

あわせて、作品への評価やフィードバックの可視化、Discordコミュニティを通じたつながりの創出も行い、クリエイター同士がより接続される場づくりを目指す。

実証スケジュールは、3月30日にDAO参加者募集と「LIFE LOG BOX」での作品エントリー受付を開始し、4月23日にDAOサービス上でのエントリーを始める。

5月7日にはクリエイターによる投票を開始し、5月25日にSSFF & ASIA 2026のオープニングセレモニーで受賞発表と賞金授与を行う予定だ。

優秀賞には賞金50万円が贈られるほか、副賞としてディーカレットDCP公認の「公式クリエイティブパートナー」に選ばれ、1年間にわたりDCJPY関連の映像コンテンツ制作を優先的に担う。

今回の実証は、ディーカレットDCPが構想する「価値循環型コミュニティ」の有用性を検証するものだ。コミュニティ内での参加や貢献を可視化し、それに応じてリワードを還元することで、従来の「制作する側」と「消費する側」という関係を超えた共創モデルの構築を狙う。

将来的にはDCJPYの活用を通じて、資金調達やロイヤリティ還元、投げ銭、クラウドファンディングなどへと展開していく構想も示した。

次のステップとして、ビジュアルボイスが運営するデータアセットマネジメントサービス「LIFE LOG BOX」や映画祭運営の場で、2027年に向けてコミュニティサービスとDCJPY活用の実証を進める計画だ。

両社は、作品制作のチームアップやリソースの相互補完、ファンとの創作過程の共有、上映機会の共創、二次創作を通じた経済圏の拡張なども視野に入れている。

ディーカレットDCPとビジュアルボイスは2024年にも、LIFE LOG BOXを基盤としたクリエイター向けコミュニティ「DAOファントークンサービス」の提供に向けた協業を発表していた。

|文:平木昌宏
|画像:リリースから

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