Circle、レイヤー1ブロックチェーン「Arc」のネイティブトークン発行やPoSモデルへの移行を計画

USDコイン(USDC)発行元のCircle(サークル)が、独自のレイヤー1ブロックチェーン「Arc Network」でネイティブトークンの発行を検討していることが明らかになった。

CircleのCEO、Jeremy Allaire(ジェレミー・アレール)氏はソウルで開催されたイベントで、Arc Networkは現在テストネットで開発が進んでおり、ネイティブトークンの発行を検討中だと述べた。同氏によると、トークンは「ガバナンス、インセンティブ、経済的な利害の調整を行い、将来的にプルーフ・オブ・ステーク(PoS)システムへ段階的に移行する」ための基盤になるという。

Arc Networkは、Circleが開発するステーブルコイン決済に特化したレイヤー1ブロックチェーンだ。同社はこれを「経済オペレーティングシステム」と位置づけ、決済や外国為替、レンディング、資本市場といった金融サービスを一体的に処理する基盤として設計している。サブセカンド(780ミリ秒)のファイナリティを特徴とし、現在はUSDCをネイティブのガストークンとして使用している。

ネイティブトークンが実現すれば、ステーキングによるネットワークのセキュリティ確保が可能となり、Arcを「分散型のコミュニティ主導システム」へと進化させる計画と一致する。ただし、トークンの供給量や流通方法、ティッカーシンボルなどの具体的な詳細は公表されていない。

アレール氏はこの取り組みについて、USDC創設以来の最も重要なプラットフォーム戦略だと強調した。 また、「近いうちに詳細を共有できることを期待している」とも述べ、メインネットについても2026年中のローンチを目指す方針を示した。

テストネットにはBlackRock(ブラックロック)、HSBC、Visaといった大手機関が参加しているとされ、 ステーブルコイン大手が独自のブロックチェーン基盤を構築する動きとして注目を集めている。

|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock

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