暗号資産、小さな配分でもリスク寄与は大きい:Charles Schwab

米大手証券会社Charles Schwab(チャールズ・シュワブ)は、暗号資産(仮想通貨)をポートフォリオに組み入れる際の考え方についての最新レポートを公表し、投資判断は期待リターンよりもリスク許容度に大きく依存すると指摘した。

レポートは冒頭で、暗号資産は万人向けではないと強調する。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のような暗号資産は高いボラティリティを持ち、伝統的資産に比べて慎重な検討が必要だとする。そのうえで、配分の判断は投資目標、投資期間、損失許容度、暗号資産への理解度、そして投資家自身の見通しによって決まるとしている。

つまり、「暗号資産は何%入れるべきか」という問いに対し、レポートは固定的な答えを示していない。あくまで個人ごとの条件に応じて判断すべきだという立場だ。

2つの考え方を提示

シュワブは、暗号資産の組み入れ方法として2つの代表的なアプローチを示している。

1つ目は、期待リターン、ボラティリティ、相関を前提に最適配分を計算するクラシックな平均分散アプローチだ。これは、暗号資産に対して明確な強気見通しを持つ投資家には有効だが、前提となる期待リターン次第で結果が大きく変わるという弱点がある。

2つ目は、リスクバジェット型のアプローチだ。こちらは「暗号資産にどれだけの収益を期待するか」ではなく、「ポートフォリオ全体のリスクのうち、どれだけを暗号資産に割り当てるか」で配分を決める。シュワブは、暗号資産のように将来リターンの前提がぶれやすい資産では、この方法が実務上わかりやすいと示唆している。

小さな比率でもリスク寄与は大きい

暗号資産は比率が小さくても、ポートフォリオ全体のリスクに占める割合が大きくなりやすい。

たとえば、保守型ポートフォリオでビットコインを1.2%組み入れるだけで、全体ボラティリティの10%をビットコインが占めうるとされる。中程度リスクでは2.8%、積極型でも4.0%で同じく10%のリスク寄与に達する。つまり、配分比率は小さく見えても、リスク面では存在感が大きい。

さらに、ビットコインを10%組み入れると、中程度または積極型ポートフォリオでは全体リスクの30%から45%をビットコインが占めうるという。

分散効果はあるが、万能ではない

レポートは暗号資産に一定の分散効果があることも認めている。ビットコインと伝統的資産との相関は低めで、ポートフォリオに独自のリスク要因を持ち込む資産として意味があるという見方だ。

ただし同時に、暗号資産はボラティリティとドローダウンが極めて大きい。ビットコインの年率ボラティリティは72.1%、イーサリアムは98.3%、最大下落率はそれぞれ73.4%、87.8%とされている。分散効果があるからといって、安全資産のように扱うべきではないというのがレポートの立場だ。

|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock

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