暗号資産(仮想通貨)運用大手CoinShares(コインシェアーズ) のリサーチ責任者James Butterfill(ジェームズ・バターフィル)氏のブログ投稿によると、世界の暗号資産ETP(上場取引型金融商品)は先週、4億1400万ドル(約662億4000万円、1ドル=160円換算)の資金流出を記録した。5週間続いた流入トレンドが途絶え、運用資産残高(AUM)は2月初旬以来の低水準となる1290億ドル(約20兆6400億円)に減少した。
この急激な流出の背景には、長期化するイラン紛争への警戒感に加え、6月FOMCの見通しが利下げ期待から利上げ観測へ反転したことによるリスクオフ姿勢がある。
地域別では、センチメントの悪化はほぼアメリカに集中しており、4億4500万ドル(約712億円)の流出を記録した。一方で、ドイツ(2120万ドル、約33億9200万円の流入)やカナダ(1590万ドル、約25億4400億円の流入)の投資家は、今回の価格下落を好機と捉えた「押し目買い」に動き、対照的な結果となった。
銘柄別では、イーサリアム(ETH)がCLARITY法案に関連する報道の影響もあり、2億2200万ドル(約355億2000万円)と最大の流出を記録した。年初来の累計も2億7300万ドル(約436億8000万円)の流出となった。
ビットコイン(BTC)も1億9400万ドル(約310億4000万円)の流出となったが、年初来では依然として9億6400万ドル(約1542億4000万円)の流入を維持している。その他のコインでは、エックス・アール・ピー(XRP)が1580万ドル(約25億2800万円)の流入を見せ、数少ない明るい材料となった。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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