Bitmine、ETH保有数459万枚に拡大──イラン戦争を受けた暗号資産の強さが背景

暗号資産(仮想通貨)企業Bitmine Immersion Technologies(ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ)は、同社の暗号資産および現金などを含む総保有資産が約115億ドル(約1兆7800億円、1ドル=155円換算)に達したと発表した

中でも、イーサリアム(ETH)の保有数は459万5562枚に増加し、これは現在のイーサリアム総供給量の約3.81%に相当する。

同社は長期投資戦略として暗号資産の積み増しを進めており、世界最大のイーサリアム財務保有企業としての地位を強めている。

3月15日時点で、ビットマインが保有する主な資産は以下の通り。

  • イーサリアム:459万5562枚(1ETH=2185ドル換算で約100億ドル)
  • ビットコイン(BTC):196枚
  • 現金:12億ドル
  • Beast Industries(ビースト・インダストリーズ)への出資:2億ドル
  • Eightco Holdings(ORBS)への出資:8300万ドル

これらを合わせた総資産は約115億ドルとなる。

同社は現在、ETH総供給量約1億2070万枚のうち3.81%を保有しており、同社が掲げる「Alchemy of 5%(5%の錬金術:供給量の5%保有)」という目標の約76%まで到達している。

ビットマインは保有するイーサリアムの大部分をステーキングに活用している。現在、304万515枚のイーサリアムがステーキングされており、約66億ドル相当となる。

同社によると、イーサリアム保有量の約66%がステーキングされており、現在の年率換算利回りは約2.81%。これにより年間ステーキング収益は約1億8000万ドルに達しているという。

すべてのイーサリアムが同社の新しいステーキングインフラ「MAVAN(Made-in America Validator Network)」で運用されれば、年間収益は約2億7200万ドルに達する可能性があるとしている。

MAVANはビットマインが開発を進める独自のステーキングインフラで、2026年第1四半期のローンチを目指している。

ETH購入ペースを加速

ビットマインは直近2週間、イーサリアムの購入ペースをやや加速させた。直近1週間では6万999ETHを取得しており、これまでの週平均購入量である4万5000~5万ETHを上回っている。

同社のThomas Lee(トーマス・リー)会長は、現在の市場環境について「イーサリアムは小規模な暗号資産冬の最終段階にある」との見方を示している。

また、イラン情勢を背景とした原油価格上昇が世界経済の成長鈍化懸念を生み、結果として投資家が成長資産に資金を移していると分析する。

リー氏は「暗号資産はこの2週間でS&P500を約2450ベーシスポイント上回った」と述べ、暗号資産市場の強さを指摘した。

|文・編集:Shoko Galaviz
|画像:Shutterstock

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