【墨汁うまい氏寄稿】暗号資産にアルトシーズンの気配か?今後の重要ファンダメンタル

暗号資産(仮想通貨)専業11年目の墨汁うまい(@bokujyuumai)です。ビットコインは一時6万ドルを切る史上最高値の半額を超える暴落から8万ドルを回復、82,800ドルまで伸びるも反落しており、長期トレンドはまだ下落を継続している状態です。

本稿では2026年末に向けた墨汁うまいが注目している相場影響の強いファンダメンタルと予測される相場影響についてわかりやすく解説を行います。

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現在の暗号資産相場見通し

4月1日に寄稿した相場分析のコラムでは暗号資産相場全体が底に向かっていると分析しており、6万ドルを再度割れるのかが重要となると定義していました。現状6万ドル割れは起きていない状態であり、短期トレンドは上昇トレンドへ転換、長期トレンドを戻せるかが焦点となるいわゆる「トレンドの境目」という重要局面ということになるでしょう。

これまでの傾向では年末に下落した場合、最低1年以上の下落継続というのが暗号資産相場の定石でした。一方でこのような定番サイクルはブラックロックやフィデリティなどのビットコインETFやイーサリアムETFのローンチ、トレジャリー企業などのそもそもの市場プレイヤーが機関投資家に変わっている点を考慮するとこのサイクルを継続すると仮定することはできないでしょう。

故にここから十分トレンド転換が早いことも考えられ、4月にビットコインが史上最安値を更新しなかったのは暗号資産市場全体にとって非常にプラスだったと言えるわけです。

〈出典:墨汁うまいのX(@bokujyuumai)

アルトシーズンの期待

2026年4月、CryptoQuantの分析によるとこの約半年の下落の後にアルトコインの出来高が回復傾向であることを根拠に、アルトコイン全体が暴騰するいわゆる「アルトシーズン」が再開する可能性を示唆しているという分析を発表しました。

特に仮想通貨相場が底であるというサインとしてはイーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)のようなアルトコインを買い控えする傾向があり、

アルトコイン < ビットコイン

の出来高となることが多いのです。

これはビットコインは時価総額1位であり、暗号資産の元祖であることからデリバティブや先物取引需要も多く、ある程度安定した出来高が確保できることが理由でしょう。

そして5月に入ってから直近でずっと暴落していたワールドコイン(WLD)やセレスティア(TIA)が回復しており、アルトコインへの底を狙った投機が加速してきている状態からも、市場のアルトコイン期待が高まって来ていると言えるでしょう。

2026年末にかけた重要なファンダメンタル

ではなぜアルトシーズンへの期待が高まっているのかについて、今後の2026年末にかけた暗号資産市場の重要なファンダメンタルについてみていきましょう。まず墨汁うまいが重要視しているのは、暗号資産推進派であるドナルド・トランプ大統領の中間選挙です。

2026年11月でトランプ大統領がバイデン政権に勝利を勝ち取って2年であり、中間選挙が行われることになります。

米上院はトランプ大統領の共和党が53議席、民主党が45議席であることから、トランプ大統領はクラリティ法のような暗号資産の法案を可決するために有利であるということになるのです。一方で下院でクラリティ法は約1か月で投票まで持ってきたのに、上院では銀行委員会や農業委員会での議論が時間を取り、既に1年近い期間を要している状態です。

クラリティ法の可決は年末までを目指したいとしている一方、暗号資産業界も米国が中心であることからも、資産クラスとしての地位を法的枠組みによる裏付けとなることから譲れないわけです。民主党はバイデン政権時代の暗号資産取引所やDeFi(分散金融)の締め付けの強さからも、結果は市場への強いインパクトが予想されるということです。

また今回の一時的な反落はジェローム・パウエル元FRB議長が新議長となるケビン・ウォーシュ氏が任命されるまで続投となったことを考慮すると、

1.クラリティ法が中間選挙までに可決できるか?
2.中間選挙で共和党が有利になる議席数を取れるか?
3.ケビン・ウォーシュ氏のFRB議長就任とその後のFOMC

であるといえるでしょう。

今後半年のビットコインへの大きな影響

次のビットコイン自体のファンダメンタルは2028年4月頃の半減期であり、2027年は半減期前の重要な年であるということになります。4年サイクルが市場プレイヤーの交代により崩れたと仮定すれば、供給量が半減する半減期においてはこれまで以上にプラス要因に働くことが予想されるわけです。

2026年は暗号資産市場にとって悲願である規制の枠組み、さらには暗号資産推進派のケビン・ウォーシュ新FRB議長の就任、トランプ大統領が暗号資産推進を残りの任期2年で取れるのかの中間選挙とうまく年末までに閉めることができるかで2027年に向けての相場を整えることができるかが重要なわけです。

もし上記で見てきたファンダメンタルがうまくいく場合、2027年にはビットコインは史上最高値を回復し、アルトシーズンの可能性が大きく上がる可能性があるということになるでしょう。そして2028年の半減期に向けたブラックロックやフィデリティの買いとなるとすれば、供給量の低下に対する需要の増加で2028年に向けて大きく高騰するポテンシャルがあると墨汁うまいは考えています。

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