約1万9000のバリデーター減少でもETHステーキング残高増──Bitmine、年400億円超の収益見通し【価格分析】

・ビットマイン(Bitmine)は現在、イーサリアム(ETH)供給量の4.2%超を管理しており、年間で推定2億5,500万ドルのステーキング収益を生み出す見通し。
・4月には約19,000のバリデーターが退出する一方、クジラはステーキングポジションを拡大し、流通供給量を引き締めた。
・機関投資家によるステーキングが4月の価格推移を安定させ、ETHの月間ボラティリティは2026年に入ってから最低水準まで低下した。

Bitmine、最新のステーキング預け入れで年間2億5,500万ドルの収益を見込む

ETHの最大級の法人買い手であるBitmineは27日、ビーコンチェーン上で370万ETHをステーキングしていると発表した。利回り3%を前提にすると、年間で約11万1,000ETHを得る見通しとなる。

ValidatorQueue.comによると、現在のETHステーキング年利は3.01%。この水準をもとにすると、Bitmineは年間で約2億5,500万ドル(約408億円)、月間では約2,130万ドル(約34億円)相当のステーキング収入を生み出す計算だ。

同社は現在、ETHの総流通供給量1億2,070万ETHのうち4.21%超を管理している。また、5%取得という同社の目標に対し、わずか10カ月で84%まで到達した。同社はこの節目を「5%の錬金術」と呼んでいる。

現在の市場価格である約2,369ドルを基準にすると、Bitmineがステーキングしている370万1,589ETHの評価額は約88億ドルに上る。バランスシート全体では、同社は507万ETH、9億4,000万ドルの現金準備、高成長を狙うベンチャー型の「ムーンショット」投資を含め、暗号資産、現金、投資資産を合計133億ドル保有している。

<Bitmine(BMNR)の累積ETHステーキング量|出典:Milkroad>

Bitmineは、米国で最も活発に取引される暗号資産関連株の一つにもなっており、1日平均の売買代金は8億4,500万ドルに達している。同社の積極的な取得戦略は、ウォール街でトークン化の取り組みが加速している流れや、エージェント型AIシステムの間で中立的なパブリックブロックチェーン基盤への需要が高まっている状況とも重なる。

BitmineのBMNRは、2026年4月9日にニューヨーク証券取引所に上場した。同社には、Cathie Wood、Founders Fund、Pantera、Kraken、DCG、Galaxy Digital、Tom Leeなど、著名な投資家や関連企業が支援者として名を連ねている。

クジラが個人投資家の売り圧力を吸収し、ETHのボラティリティは沈静化

ETHのバリデーターエコシステムでは、参加者の減少が続いている。4月にはアクティブバリデーター数が93万1,908から91万2,970へ減少した。一方で、Bitmineを含む大口投資家によるステーキングが、こうした退出の影響を相殺した。

1万8,938超のバリデーターが退出したにもかかわらず、4月中のステーキングETH総量は3,840万ETHから3,880万ETHへと40万ETH増加した。

<ステーキングETH総量|出典:ValidationQueue>

ステーキングにおける影響力がクジラ側へ移ったことで、価格推移には安定化の効果が出ている。より多くのETHがステーキング契約にロックされることで、市場で流通する供給量が引き締まり、下落方向のボラティリティが抑えられている。

<イーサリアム2.0のアクティブバリデーター数|出典:ValidatorQueue.com>

この傾向を裏付けるように、Babypipsのデータでは、ETHの平均ボラティリティが前月比で低下している。2026年1月と2月には月間平均35.4%を上回っていたが、4月のボラティリティは22.3%に低下し、年初来で最低となった。

<ETHの月間ボラティリティ|出典:Babypips.com>

米国とイランの対立のような地政学的緊張を含む外部のマクロショックも、日中の価格変動に与える影響は限定的になっている。これは、イーサリアム市場がより成熟した段階に入りつつあり、機関投資家の参加や長期資金の流入が、投機的な値動きを徐々に抑えていることを示唆している。

ETH価格予測:クジラの蓄積で供給が引き締まる中、ETHは2,600ドルを突破できるか

ETHの値動きは、3月に2,000ドル付近で下値を固めた後、回復の初期兆候を見せている。日足チャートでは緩やかな上昇トレンドが示されており、ETHは短期移動平均線を回復し、2,300ドルのレジスタンス帯の直下で値固めしている。

2,293ドル付近の50日EMAは現在、目先のサポートとして機能している。一方、2,350ドル付近の100日EMAが次の上値抵抗となっている。この水準を明確に上回って終値を付ければ、現在は200日EMAが上値を抑えている2,600ドル圏に向けた道が開ける可能性がある。

<ETHのテクニカル価格予測|出典:TradingView>

ETH価格のモメンタム指標は中立圏にとどまっている。RSIは50〜57付近で推移しており、市場の需給が均衡していることを示す一方、買い圧力が強まれば上値を試す余地も残されている。

クジラによる積極的な買い集めとステーキング残高の増加は、ETHの中期的な強気見通しを支えている。機関投資家の資金流入が続き、ボラティリティの低下も維持されれば、ETHは今後数週間で2,600ドルに向けたブレイクアウトを試みる可能性がある。

ただし、2,200ドルのサポートゾーンを維持できなければ、回復シナリオは崩れ、2,050〜2,000ドルの需要帯を再び試す展開となる可能性がある。

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