機関投資家向けに暗号資産(仮想通貨)の取引や融資サービスを提供してきたBlockfills(ブロックフィルズ)が、アメリカ連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請した。Blockfillsはシカゴに拠点を置く暗号資産流動性プロバイダーで、同社を運営する実体であるReliz(レリズ)が破産を申請したと発表している。
同社は市場の混乱や投資の失敗などにより約7500万ドル(約120億円、1ドル=160円換算)規模の損失を被り、2026年2月には顧客資金の預入・引き出しを一時停止していた。さらに、顧客資金の不正使用や資金の混同を巡る訴訟にも直面しており、これが破産申請の背景となったとみられる。
破産関連の提出書類によると、Reliz(Blockfillsの運営会社)の資産は約5000万〜1億ドル(約80億〜160億円)と見積もられる一方、負債は1億〜5億ドル(約160億〜800億円)に達する可能性がある。
Blockfillsはこれまで機関投資家向けに暗号資産デリバティブや流動性サービスを提供してきたが、顧客資金を巡る紛争や巨額損失により経営が悪化していた。チャプター11の手続きを通じて事業再建と債務整理を進める方針とみられている。今回の破綻は、暗号資産市場における信用リスクと資金管理の重要性を改めて浮き彫りにした。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
PR
ボーナスで始めるのにおすすめな国内暗号資産取引所3選
Sponsored
「価値の流れは、必ず変わる」大手コンサルからWeb3へ──HashPort吉田世博氏が見据える次の金融インフラの姿とは
ブロックチェーンは「価値の流れ」をどう書き換えるのか。万博デジタルウォレットを手掛ける吉田氏が語る、2026年の金融インフラ。
提供:インベスコ・アセット・マネジメント株式会社



