オンチェーンデータ分析大手のGlassnode(グラスノード)は4月1日、最新の週次レポートを発表し、ビットコイン(BTC)市場について「明確な触媒が欠如しており、持続的なブレイクアウトに必要な市場の確信が不足している」との見解を示した。現状では材料不足により、レンジ相場からの明確な上抜けは起きにくいと分析している。
BTC価格は6万ドルから7万ドルのレンジ内で推移しており、上昇に勢いが欠ける理由として、同社は需給の停滞を指摘した。レンジを抜けるには、新規資金の流入を促すような大幅な価格下落、もしくは長期保有者が損切り売りを吸収する「再分配」が進むための長期的な調整局面が必要だとした。
特に注目されるのが「Total Supply in Loss(含み損供給量)」指標だ。これは現在価格より高値で取得されたBTCの流通量を示すもので、足元では約840万BTCに達している。底入れの判断には実現損失の縮小が重要で、1日あたり2500万ドルを下回る水準まで低下する必要があるとGlassnodeは指摘している。
一方で、Coinbase(コインベース)の現物取引における売買差(デルタ)の30日移動平均がわずかにプラスへ転じた点は、需給改善の初期兆候として評価できるという。
総じて、Glassnodeは現局面を「方向感に欠ける過渡期」と位置付けており、本格的なトレンド転換には外部要因を含む新たな触媒が不可欠との見方を示している。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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