Ethereum Foundation(イーサリアム財団)が、財務資産の運用方針をさらに一歩進めた。オンチェーン分析企業Arkham Intelligence(アーカム・インテリジェンス)のデータによると、アメリカ東部時間の3月30日午前1時半ごろ、財団のトレジャリー・マルチシグウォレットは11回に分けて計2万2517ETHを「ETH2 Beacon Deposit Contract」として識別されるアドレスへ送金した。時価では約4620万ドル(約73億9200円、1ドル=160円換算)相当で、ArkhamはXで「これまでで最多のETHステーキング」と指摘している。
今回の送金は、最大7万ETHを段階的にステーキングするという財団の新しい財務方針に沿ったものだ。財団は2月にまず2016ETHを預け入れて運用を開始しており、3月初めの追加分31ETHと合わせ、累計ステーク量は約2万4564ETHに達した。報酬は研究開発、エコシステム支援、助成金へ再投資される計画で、従来のような定期的なETHの売却への依存を減らす狙いがある。
この動きが意味するのは、財団が「売却して資金化する」から「保有資産から利回りを生み出して持続的に運営する」への移行だ。7万ETHまで積み上がれば、年率3〜4%前後でも年間2000ETH以上の収益が見込め、助成金やコア開発資金を市場売却なしで賄える可能性が高まる。加えて、財団自らがバリデーターとして参加することで、イーサリアムのPoSネットワークのセキュリティ強化にも寄与する。財務効率とネットワーク健全性を同時に高める資本政策と言えそうだ。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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