ブータンの政府系ファンド、Druk Holding and Investmentsのウォレットは、2026年3月、約519.7BTC(約3700万ドル、約59億2000万円:1ドル=160円換算)を外部のアドレスへ移動した。オンチェーン分析企業のArkham(アーカム)によれば、送金先の一部はシンガポールの暗号資産取引企業QCP Capital(QCPキャピタル)と関連するアドレスだ。
現時点で実際に売却されたかは明確ではないが、取引業者や取引所関連ウォレットへの移動は一般的に売却の準備と見なされることが多い。ブータンは直近の数週間でも複数回の大規模なビットコイン(BTC)の移動を行っており、段階的な資産売却やポートフォリオ調整を進めている可能性が指摘されている。
データサイトのBitcoinTreasuriesによると、記事執筆時点の同国のビットコイン保有量は約4973BTC(約3億5000万ドル、約560億円)で、2024年のピークである約1万3000BTCから大きく減少している。
ブータンはかつて、水力発電を活用した国家主導のマイニングによりビットコインを蓄積してきたが、直近1年以上にわたり大きな流入が確認されていないことから、マイニング活動を縮小または停止した可能性も指摘されている。ただし公式な停止の発表は出ていない。
一連の動きは、同国が保有資産を活用しつつ、開発資金へ振り向ける戦略の一環とみられている。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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