ビットコイン(BTC)専門の金融サービス企業であるRiver(リバー)は最新の報告書「Bitcoin Adoption Report 2026」を発表し、ビットコインへの信頼が歴史上どの資産よりも急速に高まっているとの見解を示した。同社によれば、機関投資家や銀行、商店、上場企業、さらには国家による採用が2025年に急増しており、「ビットコインの普及において弱気相場は存在しない」と指摘している。
報告書では、2025年に企業や政府、ファンドなどの機関投資家が約82万9000BTCを蓄積したほか、米国の大手銀行の60%がビットコイン関連商品の開発を進めているとし、「アメリカの規制環境が良好であるため、銀行はビットコインを保管し、顧客にビットコイン商品を提供できる」と説明している。
一方で、こうした採用の急拡大にもかかわらず、価格は過去最高値から約50%下落しており、普及と市場価格の乖離が生じている状況だという。リバーはまた、ビットコインのボラティリティが長期的に低下し、ゴールド(金)やS&P500に近づきつつある点にも言及し、「成熟した資産クラスとして見られるようになってきている」と分析した。
同社は今後数年間で、ビットコインの普及は現在の傾向を継続するだけでなく、大幅に加速するとの見通しを示している。
|文・編集:井上俊彦
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