ビットコイン(BTC)マイニング大手のMARA Holdings(MARAホールディングス)が大量のBTCを移動させている。暗号資産(仮想通貨)分析プラットフォームArkham(アーカム)のデータによると、MARAは合計で約8700万ドル(約134億8500万円、1ドル=155円換算)相当のBTCを暗号資産運用会社や取引所、新たな外部ウォレットなどへ移動した。
移動の内訳として、最も規模が大きいのはトレーディング会社Two Prime宛ての660BTC以上だ。残りの大部分はカストディ大手のBitGoに関連するアドレスや、複数の新規ウォレットに割り振られている。
この動きは、市場での売却あるいはそれを目的とした準備の可能性がある。記事執筆時点のBTC価格は6万5000ドル前後で推移しているが、Checkonchainのデータによると、現在、1ビットコインのマイニングコストは約8万7000ドルとなっている。歴史的に、生産コストを下回る価格での取引は弱気相場の特徴だ。
一方で、MARAは依然として5万BTC以上を保有しており、保有量は世界の企業や機関投資家の中でも上位に位置している。また、直近のマイニングコスト(エネルギー消費ベース)を1BTCあたり約4万ドルと推定する分析もあり、高い収益性を背景に一部の保有資産を現金化し、再投資に充てる戦略かもしれない。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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