スターテイル、SBIグループから80億円調達──シリーズA総額100億円に、金融・エンタメのオンチェーン化を加速

Startale Group(スターテイル・グループ)は米時間25日、シリーズAラウンドの2ndクローズとして、SBIホールディングスから約80億円の資金調達を実施したと発表した。今年1月に発表済みのSony Innovation Fund(SIF)からの出資と合わせ、同ラウンドの調達総額は約100億円に達した。

SBIグループによる今回の出資は、両社の提携をさらに強化するものとなる。

両社は昨年8月に合弁会社を設立して以来、金融インフラのオンチェーン化を推進。今年2月には、証券のトークン化やRWA(現実資産)の取引に特化したレイヤー1ブロックチェーン「Strium(ストリウム)」を発表している。

SBIグループ代表取締役会長兼社長の北尾吉孝氏は先月、共同開発する円建てステーブルコインの名称を「JPYSC」だと発表。日本初の信託型で、4〜6月の提供開始を目指している。

今回の資金調達により、スターテイルはSBIグループが抱える8000万人超の顧客基盤に対し、機関投資家レベルのオンチェーン金融サービスを提供する体制を整える構えだ。CEOの渡辺創太氏は、世界のオンチェーン化を既定路線としたうえで、SBIとの資本関係構築の意義を強調。北尾氏も、SBIグループとスターテイルは相互補完的な関係にあるとし、「社会のオンチェーン化を加速できる」とコメントしている。

スターテイルはSBIとの金融分野に加え、ソニーグループとのエンターテインメント領域での連携も進めている。

昨年11月には、スーパーアプリ「Startale App」を発表。ソニーと共同開発するレイヤー2ブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」の技術基盤を活用したアプリで、ウォレットやガス代、秘密鍵管理といったWeb3特有の複雑さを解消。ユーザーがSNSアカウントでログインするだけで、デジタルアセットや各種アプリにアクセスできる環境の構築を進めている。

同アプリをユーザー接点とし、オンチェーンサービスの利用拡大につなげる狙いがある。

|文:橋本祐樹
|画像:リリースより

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