a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)CryptoのSam Ragsdale(サム・ラグスデール)氏はブログ記事で、AIエージェントが購買行動を代替する「オープンエージェントコマース」の台頭により、従来の広告モデルが終焉を迎える可能性を指摘した。これまでインターネット上の購買は、オンラインストアや広告経由の流入に依存してきたが、今後はエージェントが最適な商品選択から決済までを自動化する世界へ移行するという。
ラグスデール氏によれば、1997年から2024年にかけてのインターネット経済は「人間の注意」を収益化する広告モデルが中心だった。しかしLLMやAIエージェントは広告に注意を奪われることがなく、この構造自体が成立しなくなる。さらに皮肉なことに、広告によって蓄積された膨大なデータ(約10兆トークン規模)がLLMを生み出し、その結果として広告の衰退を招いていると指摘する。
こうした新たな決済基盤として、有力視されるのがCoinbase(コインベース)の「x402」やStripe(ストライプ)とTempo(テンポ)による「MPP(Machine Payments Protocol)」などだ。1997年に定義されたHTTPステータスコード「402 Payment Required」が、ステーブルコインの低コスト決済(1セント未満)によって実用化され、マイクロペイメントの障壁を解消することになった。
また、AgentCashと呼ばれる仕組みは、単一残高であらゆるAPIへの支払いとアクセスを可能にし、加盟店発見と決済を統合する。これにより、企業はAPIを登録するだけで数千のAIエージェントに接続できるようになる。オンチェーン決済とAIの融合は、広告依存のウェブ構造を根本から変えつつある。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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