JPYCとアステリアが資本業務提携──ステーブルコインの「トレジャリー」活用など共同検討

日本円ステーブルコイン「JPYC」を発行・運営するJPYC社は4日、東証プライム上場のアステリアと、資本業務提携を行うことに合意したと発表した。

両社は互いに株式を持ち合うことで関係を強化し、ブロックチェーン技術を用いた決済インフラやデータ連携基盤の普及に向けて協業を本格化させる方針だ。

アステリアはデータ連携ツール「ASTERIA Warp」やノーコード開発プラットフォームなどで知られており、これらの製品とJPYCを組み合わせることで、より実用的なデジタル決済環境や業務システムの構築を目指すとしている。

具体的には、企業の財務管理(トレジャリー)への活用や新しいビジネスモデルの検討、さらにはステーブルコイン市場全体の活性化に向けて連携していく構えだ。

資本面では、第三者割当などを通じて相互に出資を行う。発表によると、アステリア側はグループファンドが保有する既存分と合わせてJPYC社の発行済株式の3.71%を保有することになる。

一方、JPYC社もアステリアの普通株式を取得し、その保有比率は2.75%となる見込みだ。

両社は今回の資本業務提携以前から、実務面での連携を深めてきた経緯がある。

ASTERIA Warpにおけるブロックチェーン連携アダプターの開発や、ノーコードアプリ作成ツール「Click」へのJPYC決済機能の実装などがその例。

こうしたこれまでの技術的な協業実績が土台となり、今回の資本業務提携へとつながった。

|文:栃山直樹
|画像:リリースから

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