米証券会社Interactive Brokers、USDC入金を開始──RippleのRLUSDにも対応予定

米国のオンライン証券会社Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ)は、適格顧客がステーブルコインを使用して証券口座に資金を入金できるようになったと発表した。

この新機能により、週末や祝日を含む24時間365日、ほぼ即時の処理が可能となり、顧客は送金開始から数分以内に資金を入金して世界170の市場で取引を開始できる。

プレスリリースによると、ステーブルコインによる入金は、グローバル資本市場における重要な課題を解決する。従来のクロスボーダー資金移動は、特に米ドル送金が高額で時間がかかり複数のコルレス銀行を介する必要がある地域では、国際投資家にとって大きな障壁となってきた。ステーブルコインによる入金はほぼ即時に決済され、24時間365日稼働し、従来の送金と比べて大幅に低コストだ。インタラクティブ・ブローカーズのグローバル顧客は、現地の営業時間外であっても口座に入金し、即座に取引できるようになり、これは従来の送金では実現できなかった機能だ。

USDC入金と今後対応予定のステーブルコイン

顧客は、米ドルに1対1で裏付けられたデジタル資産であるUSDCを、暗号資産(仮想通貨)ウォレットから、Zerohashとの提供により提供される安全なウォレットへ送金することで証券口座に入金できる。送金されたステーブルコインは米ドルに自動的に変換され、顧客の証券口座に反映される。

インタラクティブ・ブローカーズは、ステーブルコイン入金に対して手数料を徴収しない。Zerohashが入金ごとに0.30%の低額な変換手数料を徴収し、最低手数料は1ドル。

インタラクティブ・ブローカーズは今週、RLUSDおよびPYUSDへの対応を追加する予定。

同社のCEO、Milan Galik(ミラン・ガリック)氏は「ステーブルコインによる入金は、今日の市場で求められるスピードと柔軟性を国際投資家に提供する。顧客は数分以内に資金を送金して取引を開始できるだけでなく、取引コストも削減できる」とプレスリリースで述べた。

なお、ステーブルコインによる入金は現在、同社の適格顧客が利用でき、詳細は同社のWebサイトで確認できる。

|文・編集:廣瀬優香
|画像:Shutterstock