Societe GeneraleとSWIFT、トークン化債券取引を試験──法定通貨とステーブルコインを使用

仏銀行大手Societe Generale(ソシエテ・ジェネラル)の暗号資産(仮想通貨)およびステーブルコイン専門部門SG-FORGEは、Swift(スイフト:国際銀行間通信協会)と連携し、法定通貨とデジタル資産の両方を使用してトークン化された債券の交換・決済に取り組んでいると発表した。

この取引は、Swiftの相互運用性機能とネイティブ互換性を持つ初のオンチェーン決済資産である、SG-FORGEのMiCA(暗号資産市場規則)準拠ステーブルコイン「EUR CoinVertible(EURCV)」を使用して行われた。同機能は、ブロックチェーンプラットフォームと既存の決済システムを横断して調整する役割を果たした。

この取引はまた、発行、DvP(delivery-versus payment)決済、利払い、償還といった主要な市場運営ユースケースの実現可能性を実証した。

全ての決済フローをSwift上で完了させることに成功したことで、トークン化債券が既存の決済インフラを活用できることが示された。これにより、金融機関や企業は、ISO 20022規格の統合を通じて、より迅速な決済と、安全かつコンプライアンスに準拠した業務プロセスのメリットを享受できる。

Swiftのトークン化資産プロダクト責任者、Thomas Dugauquier(トーマス・デュゴキエ)氏は、「このマイルストーンは、協業と相互運用性が資本市場の未来をいかに形作るかを示している。Swiftが複数のプラットフォームにまたがるトークン化資産取引を調整できることを実証することで、顧客が自信を持って大規模にデジタル資産を採用するための道を切り開く。これは、既存の金融と新興テクノロジーの架け橋を築くことを意味する」とプレスリリースで述べた。

共有デジタル台帳の開発

今回の試験は、Swiftが主導するデジタル資産および通貨のユースケースに関する一連の取り組みの一環。

2025年9月、Swiftはソシエテ・ジェネラルやSG-FORGEを含む30を超えるグローバル銀行と協力し、ブロックチェーンを基盤とした共有デジタル台帳の開発に取り組むと発表した。この台帳は、まずリアルタイムかつ24時間365日対応のクロスボーダー決済の実現に重点を置く予定だ。

|文・編集:廣瀬優香
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