トランプ氏関与のWorld Liberty Financial、国法銀行免許の申請を発表

World Liberty Financial(ワールド・リバティ・ファイナンシャル)は1月7日、ステーブルコイン事業に特化した国法信託銀行としてWorld Liberty Trust Company(WLTC:ワールド・リバティ・トラスト・カンパニー)を設立するため、OCC(米通貨監督庁)に免許を申請したことを発表した。WLTC Holdings LLC(WLTCホールディングスLLC)が新規申請書を提出した。

プレスリリースによると、国法信託銀行免許を取得すれば、WLTCは米ドルに裏付けられたステーブルコイン「USD1」を発行できるようになる。WLTCは、暗号資産(仮想通貨)取引所、マーケットメーカー、投資会社などへのサービス提供を計画。連邦政府の監督下で、以下3つの中核サービスを提供するとしている。

  • ステーブルコインの発行と償還:サービス開始時は手数料無料でUSD1を発行・償還
  • オンランプおよびオフランプサービス:サービス開始時は手数料無料で米ドルとUSD1を交換
  • カストディと変換:USD1およびその他の認可されたステーブルコインの安全なカストディと、他のステーブルコインからUSD1への変換

WLTCの社長兼会長候補であるZach Witkoff(ザック・ウィットコフ)氏は、「金融機関はすでに、国境を越えた支払い、決済、トレジャリー業務にUSD1を利用している。国法信託銀行免許を取得することで、高度に規制された単一組織の下で、発行、カストディ、変換をフルスタックサービスとして統合することが可能になる」とプレスリリースで述べた。

USD1は、規制対象の預託機関に保管されている米ドルと、短期米国債を保有するファンドによって完全に裏付けられており、発行初年度に流通量が33億ドル(約5180億円、1ドル157円換算)超に達した。USD1は、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、トロン(Tron)を含む10のブロックチェーンネットワーク上で運用されており、企業向けにほぼ即時の国境を越えた支払い、トークン化された決済、プログラム可能な支払いをサポートしている。

|文・編集:廣瀬優香
|画像:Shutterstock