QRコード決済ゲートウェイを手がけるネットスターズは13日、米ドル連動型ステーブルコイン「USDC」を発行するサークル(Circle)の関連会社、Circle Technology Servicesが提供するクロスチェーン基盤「Gateway」を活用し、複数のブロックチェーン上でのステーブルコイン決済に対応するための技術開発を開始したと発表した。
複数のブロックチェーンにまたがるステーブルコイン決済の実現に向けた仕組みの構築を進めることで、同社が掲げる新構想「StarPay-X」の技術面での検討を加速させる狙いだ。
同構想は、同社がすでに展開するQRコード決済サービス「StarPay」にステーブルコインやブロックチェーンを接続し、Web3領域へと拡張するもの。複数のブロックチェーンにまたがって稼働する決済インフラの開発に焦点を当て、将来的なWeb3ベースの決済活用を支えることを目的としている。
CircleのGatewayは、USDCを複数のブロックチェーンネットワーク上で利用可能にする基盤。チェーン間の相互運用性(インターオペラビリティ)を高め、複雑な個別統合を必要とせず、異なるチェーン間でのステーブルコイン活用を容易にする設計だという。
同社は8日、Web3とAIに特化した国際テクノロジーカンファレンス「TEAMZ SUMMIT」でWeb2とWeb3の金融世界をつなぐ「StarPay-X」の構想を発表。今年1~2月に行った羽田空港でのUSDC決済の実証実験を踏まえ、基盤チェーンはSolana、対応ウォレットはMetaMaskに限定されていた点を課題として挙げた。そのうえで、対応するチェーンやウォレットの拡張方針を示し、Aptos(アプトス)やCanton(カントン)といったブロックチェーンのほか、Bitget Wallet、スターテイルグループなどのパートナー参画を明らかにした。
同社代表取締役社長CEOの李剛氏は会見で、Web3を一部のユーザーにとどめず、実社会のサービスとして普及させる方針を示していた。
同社は今回のリリースに、本取り組みが商用ローンチやサービス提供の確約を意味するものではないとしたうえで、「日本および海外のパートナーやエコシステムとの継続的な技術検証を通じ、特定の単一ブロックチェーンに依存しない決済インフラ設計についても検討を進めていきます」とコメントしている。
|文:橋本祐樹
|写真:「StarPay-X」の構想を発表したネットスターズ代表取締役社長CEOの李剛氏(8日、NADA NEWS編集部撮影)
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