ポイント
・上値重く、トランプ演説後に急落、その後6.7万ドルまで回復
・原油高とFRB高官の利下げ後ずれ懸念で上値が抑えられた
・イラン問題は交渉の大詰め駆け引き段階との見方もあり株式市場は冷静
・本日は急落リスク残るも、底堅い展開を予想
昨日のBTC市場
昨日のBTC市場は上値の重い展開となった。

未明に6.9万ドル台(約1,095万円)で上値を抑えられると、トランプ大統領の演説後に急落。6.6万ドル(約1,050万円)を割り込む場面も見られたが、その後切り返し、足元では6.7万ドル(約1,065万円)まで値を戻している。
BTCは2月の安値6万ドルで切り返すと、イラン問題を巡る楽観論と悲観論が交錯する中、緩やかな上昇チャネルを形成した。しかし、先週末から今週初めにかけてフーシ派の参戦などを嫌気して原油価格が106ドルまで上昇する中、BTCはレンジを下抜け、6.5万ドル近辺まで失速、下降フラッグや一目均衡表の3役逆転といった売りシグナルが複数出現していた。
しかし、米国が核心目標からホルムズ海峡を外したことで早期終戦の可能性が浮上。原油価格が100ドルを割り込む中、BTCは一時6.9万ドル台に反発した。
こうした中で行われたトランプ大統領の演説では、核合意を迫るため今後2〜3週間攻撃を激化させるとしたことを受け、原油価格が急騰。BTCは6.7万ドルを割り込んだ。イランはこれに反発し、直ちに弾道ミサイルでイスラエルや湾岸諸国を攻撃。米国はインフラ攻撃の第一弾として、テヘラン郊外の同国最大級の橋を破壊した。原油価格が114ドル近くまで上昇する中、BTCは一時6.6万ドルを割り込んだ。
その後、イランがオマーンと海峡の航行監視に関する協定を模索しているとの報道で原油価格が反落。BTCも6.7万ドル台半ばまで反発した。
しかし、こうした原油価格の上昇に対し、NY連銀のウィリアムズ総裁やシカゴ連銀のグルーズビー総裁らFRB高官が警戒感を示し、利下げ見通しが後退する中、BTCは上値の重い展開を続けている。
本日のBTC市場
本日のBTC市場は、急落の可能性も残るものの、底堅い展開を予想する。
昨日のトランプ大統領の演説を受け、原油価格は反発し、BTCは上値を重くする展開となった。
一昨日のXで、ホルムズ海峡封鎖の解除を条件としなければ、米国が攻撃をやめれば戦争は事実上終わることになると指摘したが、イランがホルムズ海峡を実効支配したままの終戦となった場合、原油価格がどのように推移するかは不透明であると申し上げた。それ以降、原油価格はいったん100ドルを割った後、110ドル台に反発している。
また演説で大統領は、イランの核開発放棄を攻撃停止の条件に掲げ、合意を促すために今後2〜3週間攻撃を激化させるとした。イランが合意しなかった場合、事態がエスカレートしかねない状況だ。
ただし、原油相場の混乱の割に株式市場は冷静だ。昨日「予断は許さないものの、数日前と比べると事態は前進しており、この演説後の反応はやや過剰」と申し上げたが、両陣営の勇ましい発言とは対照的に、交渉が大詰めに来た最後の駆け引きの段階と見る動きなのかもしれない。言い方を変えれば、ホルムズ海峡の実効支配をある程度織り込み始めているのかもしれない。
そうした中、BTCは一目の雲に跳ね返され、1月末の急落と似た展開が続いている。ただし、その頃と比べるとETFフローの流出はひと段落しており、またイラン問題が浮上し始めた当時と比べると悪材料が出尽くした感もあるため、同じ展開になるとは限らない。
そうした中、若干明るい話題も出回り始めた。FOX TVでコインベースの法務責任者はClarity法案審議に楽観的な見方を示し、同社の姿勢に変化が見られる可能性があると述べた。また同社CEOはXで、量子コンピュータ対応に同社の資源を割く考えを示した。
BTC市場はイラン問題や原油相場だけを見ると強気になりにくいが、市場は徐々にこの材料に対する耐性を付け始めたのかもしれない。
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※この記事は「楽天ウォレット」のデイリーレポートを転載したものです。
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