QRコード決済ゲートウェイを手がけるネットスターズは2日、米ドル建てステーブルコイン「USDC」を実店舗で利用可能にするサービス実証の第2弾を開始したと発表した。
今回の実証は、兵庫県姫路市のトレーディングカード専門店「TCG BW姫路店」で実施される。2月まで羽田空港第3ターミナルの土産店で行われていた第1弾に続く取り組みで、実店舗でのステーブルコイン決済の実用性を検証する狙いだ。
同社によると、同店は姫路城近隣に立地し、インバウンド旅行客の来店も多い。世界的に人気の高いトレーディングカードは、海外で普及が進むステーブルコインとの親和性が高い分野とされる。こうした特性を踏まえ、同社はインバウンド客の決済利便性向上と店舗の売上機会拡大を目指すとしている。
メタマスクでQR決済、店舗側は円で処理
決済方法は、利用者が暗号資産ウォレット「MetaMask」で表示したQRコードを店舗側が読み取る仕組み。加盟店は既存の決済端末を用い、金額入力や売上管理は日本円で行えるという。
この仕組みにより、ユーザーはステーブルコインで支払いを行いながら、店舗側は従来のキャッシュレス決済と同様の運用が可能となる。同社は小規模店でのステーブルコイン決済の実用性を検証し、多業種・多業態への展開につなげて行く構えだ。
今回の取り組みに先立ち、NADA NEWSは3月、羽田空港での実証実験終了後に、同社代表取締役社長CEOの李剛氏に取材している。

李氏は一連の取り組みについて、数年前からブロックチェーンと決済の融合を模索してきたと説明し、「決済は歴史の長い分野だが、ブロックチェーンによって金融の基盤そのものが変わる可能性がある」と語っていた。
また、羽田空港での実証では訪日外国人を中心に一定の利用が確認され、実用性の手応えを得たとしたうえで、今回の第2弾にもつながるポイントとして、「店舗側の負担を増やさず、これまでと同じ感覚で使えることが重要だ」と強調していた。なお、同実証ではソラナチェーンを基盤としていた。
取材時、李氏は羽田空港での実証に続く展開についても言及しており、今回の発表はそれを裏付けるものとなった。さらに、複数のブロックチェーンや対応するステーブルコインの拡張の可能性に触れる場面があり、今後の動向が注目される。
|文:橋本祐樹
|トップ画像:リリースより
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