IBMは量子コンピューティングに関するブログを更新し、無料で利用できる量子コンピューティングプログラム「IBM Quantum Open Plan」の機能拡充を発表した。研究者向けの実行時間とハードウェアへのアクセスを拡大し、より高度な実験が可能になるとしている。
IBMは2016年、クラウド経由で利用できる量子コンピュータを初めて公開し、現在も誰でも無料で利用できる環境を提供している。入門向けの「Open Plan」では、ユーザーは28日ごとに最大10分の量子実行時間を使い、世界最先端の量子プロセッサ上で実験を行うことが可能だ。
今回の更新では、より高度な研究を行うユーザー向けの利用条件が拡充された。過去12カ月間に20分以上の量子実行時間を使用したユーザーは、月間15分の実行時間が割り当てられ、年間では最大180分まで利用できるようになる。IBMは「オープンアクセス型の量子コンピューティングは初心者だけのものではない。本格的な研究者にもOpen Planを活用し、実験や概念実証から真の価値を引き出してほしい」と述べている。
量子コンピューティングの発展は、暗号技術への影響という観点から暗号資産業界でも注目されている。特にBitcoin(ビットコイン)をはじめとする公開鍵暗号を利用するブロックチェーンは、理論上量子計算の進展による影響を受ける可能性がある。今回の取り組みはビットコイン開発者にポスト量子暗号など将来の対策を研究することを促す可能性もある。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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