九州旅客鉄道(JR九州)は2月25日、同社のNFTプロジェクトを全面リニューアルし、新サービス「Next Favorite Things」として3月3日から提供を開始すると発表した。
2023年7月にスタートした従来の「JR九州 NFT」は、デジタルコンテンツの配布や販売が主な目的だった。
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今回の刷新ではその枠組みを広げ、NFTをユーザーの「体験や関係性を蓄積する基盤」へと進化させているとのことだ。
具体的には、観光やイベント参加、商品の購入といったリアルな行動履歴をブロックチェーン上に記録する。
そして、その蓄積に応じて限定情報やクーポンなどのユーティリティを付与することで、ユーザーの再訪や次の消費行動を促す循環型のエコシステム構築を目指すとしている。
さらに、ユーザーの行動や条件によって取得したNFTのデザインが変化したり、NFTを育成できたりするような新しい仕掛けも盛り込まれるという。
JR九州のNFTプロジェクトは、2025年12月末時点で参加ウォレット数が約8000、発行されたNFTは約2万超になる。
既存の「JR九州 NFT」で取得したトークンは、すべて新サービスへ引き継ぐことが可能とのことだ。3月3日より専用フォームで引き継ぎ申請の受付を開始するほか、サービスのローンチに合わせて、過去に発行された人気NFTコンテンツの再販キャンペーンも予定されている。

なお、システム基盤には、ブロックチェーン開発のConnectivの技術を採用している。
|文:栃山直樹
|画像:リリースから