フランスに拠点を置く世界有数の金融グループBNP Paribas(BNPパリバ)の資産運用部門BNP Paribas Asset Management(BNPパリバ・アセットマネジメント)は、新たなプロジェクトを通じて、フランス籍の既存マネー・マーケット・ファンド(MMF)のトークン化シェアクラスを発行したと発表した。
このトークン化MMFは、BNPパリバが提供するプラットフォーム「AssetFoundry」を介して、パブリックなイーサリアムネットワーク上で発行された。許可型アクセスモデルに基づいて発行することで、承認された参加者のみが保有および譲渡できる仕組みとなっている。
同プロジェクトは、1回限りの限定的なグループ内実験として実施。BNPパリバは、発行および名義書換代理人業務からトークン化、パブリックブロックチェーンへの接続に至るまでのプロセスを、規制下の管理された枠組みの下で検証することができた。
同プロジェクトでは、BNPパリバ・アセットマネジメントが発行体、BNP Paribas Securities Services(BNPパリバ・セキュリティーズ・サービシズ)が名義書換代理人およびファンド取引サービスプロバイダーとして機能し、AssetFoundryプラットフォームがトークン化やパブリックブロックチェーンへの接続レイヤーを提供している。
今回の取り組みは、BNPパリバ・アセットマネジメントが以前実施したトークン化MMFの発行に続くものだという。同社は2025年5月、ルクセンブルク籍の既存MMFのトークン化シェアクラスを発行したと発表。発行に使用されたブロックチェーンは明らかにされなかった。
|文・編集:廣瀬優香
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