資産運用会社(Franklin Templeton)と暗号資産(仮想通貨)取引所Binance(バイナンス)は2月11日、デジタル市場の安全性と資本効率を高める機関投資家向け取引所外(オフエクスチェンジ)担保プログラムを発表した。
同プログラムにより、資格を満たした顧客は、フランクリン・テンプルトンのBenji Technology Platform(ベンジ・テクノロジー・プラットフォーム)を通じて発行されたトークン化マネー・マーケット・ファンド(MMF)の持分を、バイナンスでの取引時に取引所外担保として利用できる。
同プログラムは、利回りを生むMMFを暗号資産取引所に預けることなくデジタル市場で利用できるようにすることで、機関投資家が長年抱えてきた課題を解消する。ベンジ・テクノロジー・プラットフォームで発行されるファンドの持分の価値は、バイナンスの取引環境に反映されるが、トークン化資産そのものは取引所外のカストディで保管されるため、カウンターパーティリスクを軽減することができる。
同プログラムにおけるカストディおよび決済インフラは、バイナンスの機関投資家向け暗号資産ネイティブカストディパートナーであるCeffu(セフ)が支援する。
また、バイナンスで利用できるトークン化RWA(現実資産)の拡充は、24時間365日決済可能で利回りを生む安定した担保に対する機関投資家の需要に応えるものだとしている。これにより、投資家の選択肢が広がり、世界最大級の規制されたデジタル資産取引所での取引体験向上につながる。
なお、フランクリン・テンプルトンとバイナンスは2025年9月、幅広い投資家層向けにカスタマイズされたデジタル資産イニシアチブおよびソリューションを構築するための戦略的提携を発表。同プログラムの開始は、この提携を発表して以来の具体的な進展となる。
|文・編集:廣瀬優香
|画像:Shutterstock
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