カナダの投資規制機関Canadian Investment Regulatory Organization(CIRO)は2月3日、暗号資産(仮想通貨)の保有・保管に関する新しいデジタル資産保管フレームワークを導入した。この動きは、かつてカナダを揺るがした暗号資産取引所QuadrigaCXの破綻といった過去の失敗を二度と繰り返さないためのものだ。
このフレームワークは、ハッキング、詐欺、不透明なガバナンス、そして企業の倒産といったリスクから投資家を保護することを最優先としている。一方で、画一的な規制で企業の革新を阻害しないよう、カストディアンの能力やリスク状況に応じて保有制限を設ける「段階的リスクベース構造」を採用した。例えば、最上位の基準を満たす機関には全額の保有を認める一方で、取引所によるセルフカストディには厳格な上限を課すなど、安全性と利便性のバランスを追求している。
また、CIROは新たなサイバーリスクの発生に応じてこの枠組みを継続的に更新していく方針だ。投資家保護を最優先しつつ市場の変化に即応するこの慎重なアプローチは、カナダにおける暗号資産エコシステムの健全な発展と信頼回復に向けた重要な転換点となるでしょう。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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