月足は久々のプラスとなるか?今月は8%ほど上昇

・ 2026年3月のビットコイン月足は現在のところ8%ほど上昇しており、6ヶ月ぶりの陽線を記録する可能性があります。現在は1130万円台で価格が推移しています。先月は940万円まで下落する動きがみられましたが、今月に入り買い戻しが強い状況となっています。一方、昨年10月から先月までの下落幅と比較すると小幅な上昇と言えるでしょう。月足は3ヶ月移動平均線(3EMA)を下回っており、テクニカル的には下落トレンドの継続を示唆しています。
月始めに買われ、週足は移動平均線近辺で推移

・ 3月4週目のビットコイン週足はプラスで推移し、移動平均線(8EMA)近辺で推移しています。1,2週目にプラスとなり、今週も陽線で週足終値を迎えることになれば、短期で買い戻しの流れが鮮明となります。一方、移動平均線を明確に超えてはおらず、テクニカル面での強気を確認するには、先週の高値1210万円近辺も超える必要があります。1月には移動平均線を超えたところで強い戻り売りが発生しており、上値が重くなるような展開となった場合は、注意が必要です。
長期投資家からの売りは一服、総悲観にはまだ遠いか


・ 上記1つ目のチャートの長期投資家ネットポジションでは、足元でプラスとなっています。長期投資家からの売りは一巡し、現在は徐々にポジションが増加しています。下落トレンドが始まった昨年11月頃からマイナスで推移する動きがみられましたが、プラス圏を回復したことで、相場は徐々に底堅さを取り戻しています。
・ 2番目のチャートでは長短期投資家の取得単価に加え全期間の平均値も出ています。現在のビットコイン価格は短期投資家の取得価格(84000ドル)を下回っていますが、長期投資家の取得価格(43700ドル)を上回っています。前回の下落トレンドでは、全期間の平均取得価格と長期投資家の取得価格を下回った水準で底打ちしました。長期投資家の取得単価を下回った際は、相場に割安感が出てくることを示唆しています。現在は長期投資家が多くの利益を出している状態が維持されており、まだ割安感は出ていない状況です。
原油高によるインフレ・金利上昇となるとビットコイン相場には不利か

・ ビットコインはリスク資産の特徴があり、低インフレ・低金利下では買われる傾向があります。逆に高インフレ・高金利下ではパフォーマンスが落ちる傾向にあります。3月に入るとイラン情勢の悪化から原油価格が上昇し、インフレ上昇の懸念から金利も上昇しています。このまま原油価格と米国債金利が共に上昇する動きが継続するとビットコイン相場にとっても悪影響となるでしょう。
・ 2022年初頭にはロシアがウクライナに侵攻したことで原油価格が急騰し(原油価格自体は2021年から上昇傾向)、米国債金利も上昇する現在と似たような状況でした。2022年当時は原油高は長く続きませんでしたが、金利の高止まりは2023年後半まで続きました。原油価格の上昇と金利の上昇にはタイムラグがあり、金利が今後も上昇、あるいは高止まりするようなら、金融市場全体でリスクオフとなりビットコインも売られやすい環境となるでしょう。
まとめ
・ 今月のビットコインは約8%上昇しており、6カ月ぶりに月足が陽線となる可能性があります。先月の大幅下落からは買い戻しが優勢となっており、足元では価格の底堅さもみられます
・ 一方で、月足は3EMAを下回っており、長期的には下落トレンド継続を示唆しています。週足でも8EMA近辺まで戻しているものの、明確に上抜けたわけではなく、強気転換を判断するには1210万円近辺の上抜けが必要です。
・ 需給面では、長期投資家の売りが一服し、ネットポジションがプラスに転じていることから、相場は徐々に底堅さを取り戻しています。ただし、依然として長期投資家の取得価格を大きく上回っており、過去の底値圏のような強い割安感はまだ出ていない状況です。
・ 加えて、外部環境では原油高によるインフレ懸念と金利上昇が重しとなる可能性があります。原油高と米金利の上昇が続けば、金融市場全体でリスクオフが強まり、ビットコイン相場にも逆風となるでしょう。
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