2025年11月23、24日の2日間、都内で開催された国内唯一のビットコイン(BTC)特化型国際カンファレンス「BITCOIN JAPAN 2025」。主催したのは、東証スタンダード上場のANAPホールディングス。ギャル系ファッションブランドANAP(アナップ)を展開する同社が、なぜビットコイン戦略を本格化させているのかは既報の通りだ。

関連記事:アパレル企業ANAPが描く“ビットコインの社会実装”──「BITCOIN JAPAN 2025」2日目、新ブランドが初披露

24日のMain Conferenceでは、資本主義とビットコインの関係、企業が財務戦略にBTCを組み込む具体的な方法、さらには量子技術の進歩がブロックチェーンの安全性に与える影響など、専門家による多彩なセッションが繰り広げられた。

その中で一際注目を集めたのが、女優・キャスターとして活躍する菊川怜氏の登場だった。

「ビットコインのイベントに、なぜ菊川怜が?」

会場からは、そんな声が聞こえるようだった。

今回、菊川氏は量子コンピューターとビットコインの未来をテーマにしたセッションでモデレーターを担当。NADA NEWSでは、セッション直後の同氏に単独インタビューを行った。「遠い世界」と語っていたビットコインが、彼女の目にどう映ったのか。投資教育への考え方も含め、素直な言葉を聞いた。

◇◇◇

──ご登壇お疲れさまでした。まずは、今日のセッションの感想を聞かせください。

菊川氏: パネリストの皆さまが多角的に分かりやすく説明してくださり、とても勉強になりました。ビットコインの世界観や、その背景にある精神についても、理解が少し深まったように感じています。

──ビットコインについては、どの程度ご存じでしたか。

菊川氏: 名前は知っていましたが、「少し遠い世界」という印象が正直なところでした。日常で触れる機会がほとんどないので、自分から興味を持って情報を取りに行かないと理解しにくい分野だと思っています。

システムが複雑なので、「難しそう」「なんとなく怖い」というイメージが先行してしまうのかな。ただ、これからコンピューターやAIがますます進化していく時代に、正しい未来に向き合うためには学ぶ姿勢が大事ですよね。

セッション中の「Don’t Trust, Verify(信用するな、検証せよ)」という言葉が象徴的で、イメージだけで判断してはいけないと感じました。

ビットコインを学んだ方々が知識を深め、自分なりの意思を持ち今日のような場に立っていることも強く実感しました。

── 以前、NISA(少額投資非課税制度)関連のイベントに登場されていました。ご自身の投資観について教えてください。

菊川氏: 日本では金融教育を受ける機会があまりなく、「お金の話をすることが美徳ではない」という価値観もあるため、興味を持ちにくい環境があると思います。

でも、お金は価値を生むために必要で、環境問題や社会課題の解決にも不可欠です。何に資金を振り向けるかを考えることは、とても重要だと感じています。

お金との向き合い方は本来、子どもの頃から学ぶべきものですよね。

私自身、幼い頃にこのような教育があればよかったと思う場面もあります。日本でも、もっと金融教育へのポジティブなイメージが広がるといいですね。

── 今日のセッションを経て、ビットコインへの興味は深まりましたか。

菊川氏: とても興味は湧いたのですが、やはり難しい…(笑)。

ただ、知らないままでいると、どんどん置いていかれてしまいますよね。デジタルデバイド(情報格差)ならぬ、ビットコイン・デバイドになってしまいます。

最初の一歩のハードルは高いと感じました。だからこそ、このように丁寧に学べる場があれば、多くの人が安心して興味を持てるのではないでしょうか。

私自身、もっと勉強していきたいと思います。本日はとても楽しかったです。

|文:橋本史郎
|編集:NADA NEWS編集部
|撮影:多田圭佑

◇◇◇

ビットコインって何?もっと学びたいあなたへ──注目セッション公開中!

菊川氏がモデレーターを務め、ビットコインにまつわる疑念や不安を3名の専門家が丁寧に解きほぐしたセッション「量子コンピュータでビットコインは終わる!? FUDを徹底検証」のほか、注目記事を合わせてご覧ください。

関連記事:量子コンピュータは脅威なのか──BITCOIN JAPAN 2025で語られた“ビットコインFUD”の真相

関連記事:世界が走るビットコイン競争、”遅れた”日本は再興できるのか──危機感の先に見えた希望【BITCOIN JAPAN 2025】